真空圧密国際フォーラムを開催

 真空圧密技術協会(会長・河田孝志 清水建設(株)執行役員 土木技術本部長、http://www.nandh.jp/、設立:1999年4月)は真空圧を利用した地盤改良技術として実績を重ねている「高真空N&H工法」を主とした「真空圧密国際フォーラム」を2017年12月23日にタイ国バンコクにて開催した。
 本フォーラムには国内外の大学、バンコクに海外拠点をもつ協会員各社、日系の建設業者やコンサルタント各社から30名を超える真空圧密工法に携わる技術者が参加した。
 午前中は現在バンコク郊外で宅地造成開発プロジェクトに採用されている「高真空N&H工法」の施工状況(改良面積約7万m2)を見学した。午後にはタイ国チュラロンコーン大学のWanchai教授を議長に、軟弱地盤改良技術をテーマとしたテクニカルセッション(第3回国際ワークショップ)を開催した。会議では中央大学の太田秀樹教授による真空圧密工法の理論や国内外での適用事例等に関する講演や、タイ地盤工学会会長であるカセサート大学のSoralump教授によるバンコクでの地盤沈下をはじめとする地盤工学的課題に関する講演も行われた。
 真空圧密技術協会では、国内をはじめ、アジアでの真空圧密工法の普及に向け、引き続き活動を展開する。

 
「真空圧密国際フォーラム」2017年12月23日 集合写真
「真空圧密国際フォーラム」2017年12月23日 集合写真

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